文部科学省の教育要領(5領域)と知育・情操・体育の三位一体の総合教育を基本とし、特徴豊かな宗教情操(仏教保育)のもと、上記3項目に重点を置き、やる気と根気のある子に育てることを目標に、ほめて育てる保育で日々取り組んでいます。
ほめて認める言葉がけ
「じょうずだね」とほめて終わるのではなく、「それでいいんだよ」と認めてあげることが自信につながり、「もっと頑張ろう」という気持ちにつながります。
それには、昨日できなかったのに今日はできるようになった、という子どもの小さな変化を見逃さないこと。子どもは「ちゃんと見てもらえたんだぁ」と思うと、やる気も出てきます。自分で進んでやる子に育っていくのです。
毎日続けること
週1回、体育の先生が来る時だけ跳び箱をするのよりは、毎日少しずつやる方が上手になっていくことは自明のことです。
繰り返すことで上達しているということを子どもは実感しているので、「もう1回、もう1回」とやりたがります。歌も日々発声練習をする中で、音階がわかり声を出せるようになるのです。毎日の少しずつの積み重ねで、いつの間にかできるようになっていきます。
基本を押さえる
跳び箱も鉄棒も、基本をおろそかにしたら怪我をします。くま歩き、腕支持、足あげ、カエル跳び…などの基本の動きは、2歳児・3歳児(年少)で繰り返し模倣遊びとして行っています。年長になって高い跳び箱を跳べるのは、それまでの培った基本があるからなのです。
子どもが持っている力を最大限に引き出すためには、まず基本を押さえることです。
親への感謝の気持ちを伝える
園では、「幼稚園に通えるのはお父さん・お母さんのおかげ」と子どもには教えています。父母から命をもらって生まれた自分、その命は父母から祖父母、先祖代々へとつながっているのだから、命を大切にしようと誕生会でも話します。
父母の方にお手伝いしてもらった時、感謝の気持ちを「ありがとうございました」と言葉にして伝えることや、運動会などのおみやげを父母会から出すという形をとっているのは、親への感謝の気持ちを持つことを子どもたちに伝えたいからです。